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【マッチレビュー】明治安田生命J1リーグ 第1節 ヴィッセル神戸対横浜FC

こんにちは。ついに待ちにまったJ1リーグが開幕しましたね。
…という、ついさっきJリーグが開幕した体で書いていますが、この記事を書いているのは6月の下旬。
そう。新型コロナウイルスの影響で第1節を最後に全試合が延期となりました。
僕はその間、マッチレビューの書き方を上手い人の記事で勉強し、長らく温めていたサッカーブログ構想を実現するなら今しかない!と判断しました。
中断期間が僕にとっては僥倖で、上手い人の記事を研究しつつ、海外サッカーの試合を観たり、サッカーの戦術本を読み漁っていたりしたので、最低限読めるくらいの記事は書けると思います。(笑)
ブログ歴浅めのペーペーですが、サッカーにかける情熱と、ヴィッセルを愛する心で頑張っていきます!
ってそんなことはいいんですよ。(笑)
早速開幕戦となった神戸対横浜の試合をレビューしていきましょう!

スタメン

なぜか横浜の選手はポジション表記ではなく背番号表記に…(笑)

 

ACLの水原三星戦から中3日で迎えたJ1開幕戦。
チャントが禁止され、手拍子と声出しのみという物々しい異例の雰囲気で始まります。
もちろん史上初めての事態で、この試合を最後にJ1は中断することになります。
それはさておき、我らが神戸はACLを2試合こなしてからの開幕戦ということで、少しばかり疲労がたまった状態で迎えた開幕戦。
水原戦からメンバーを入れ替えて臨みます。
キーパーは前川。トップの位置にドウグラスではなく藤本が入ります。
注目はやはりイニエスタ。キャプテンとして迎えるJ1開幕戦。
古橋とのコンビネーションに注目です。
システムは4-3-3。
馴染んだ3バックではなく4バックという選択です。
恐らくですがフェルマーレン不在の関係で、このような布陣を選択したのだと思われます。

対する横浜は神戸とは因縁浅からぬ六反がキーパーに入ります。笑(昨季の清水戦参照)
CBに昨季まで神戸に所属していた伊野波。
そしてトップ下には言わずと知れたレジェンド・中村俊輔が入ります。
攻撃は間違いなく彼を経由して組み立ててくるので要注意です。
13年ぶりのJ1ということで、横浜のモチベーションはかなり高いはずで、格下とはいえ油断はできない相手。
しっかりと叩いて今シーズンの飛躍の足掛かりにしたいところ。

前半

横浜の狙い

中盤へのパスコースを遮断

 

まず確認しなければいけないのが横浜の狙い。
神戸のボール支配に対して、横浜がどうポゼッションを制限してくるのか。
引いて守る「弱者的」な戦い方も想定できましたが、陣形をコンパクトに保ちつつ自陣~中盤まで引き込むミドルプレスを敷いてきました。

DFラインは基本浅めで、ボールの位置によって陣形を保ったまま上下動する感じです。
決められたマークはなく、ゾーンで守りつつ、自分が担当するゾーンにいる相手を掴まえます。神戸が中盤(特にイニエスタ)を経由して攻めようとするのはどこのチームも知っているので、陣形をコンパクトにすることで中盤へのパスコースを遮断する狙いがあります。
まあ想定内といえば想定内という感じで、ボールを奪ったら、酒井と西が空けたスペースを松尾と中山という俊足のサイドハーフが手数をかけずに攻め込みます。

前半のほとんどの時間でボールを支配されていましたが、ボール保持時はロングボールを一美に当てるか、サイドに蹴って両翼のスピードを活かすかのどちらかでした。
空いている選手がいれば、そこに付けるという感じで、何度かミスからショートカウンターを受けた場面があったものの、狙いははっきりしていました。

神戸の左サイド

4-4-2陣形をこじ開ける上でカギになるのが古橋とイニエスタと酒井、左サイド3人のポジショニング。神戸のストロングはやはり左サイドにあるので、いかに3人が流動的な崩しができるかが攻撃の生命線になってきます。基本は酒井が左ワイドに張っていますが、状況に応じてイニエスタが下がって受けたときは中に入ったり、酒井が下がって受けたら、酒井が空けたスペースにイニエスタが走り込んだり。3人が有機的に絡んでワンタッチでボールが繋がったときは、必ずと言っていいほど決定機が生まれます。また、横浜の右SBのマギ―ニョはボールウォッチャーになりがちで、古橋の裏抜けで何度か決定機になりそうな場面を作ります。さらに左でより数的優位を作るための方法として、右で密集を作って左へ展開するアイソレーションも見られました。

右に寄せて左に展開

 

前半10分に見られたこの形こそ、神戸が最も狙うべき形と言えます。
右サイドで人を密集させ、西と郷家のシンプルなワンツーから一気にロングボールで逆サイドへ展開し、ストロングである左で数的優位の状況を作り出し、一気に攻め切る形です。
残念ながらこのシーンではロングボールの球足が遅く、相手のスライドが間に合ってしまいましたが、神戸の強みがしっかり出た場面となりました。

しかしボール支配もして、チャンスを多く作り、逆にチャンスを全く作らせていなかった神戸ですが、前半24分に失点を喫します。神戸の右サイドを横浜の左SBの志知に単独で突破を許すと、クロスを上げられて、こぼれ球を瀬古に決められます。郷家がはがされた後の西の緩慢なプレー、そしてクロスを上げられた後のセカンドボールへの反応の遅さ、少し不運もありましたが、失うはずのない1点でした。ここら辺の気の緩みは少し気になりますね。過密日程で疲れは多少あったでしょうが、右サイドを1人のドリブル突破で打開されてますし、セカンドボールへの反応も後手に回ってしまいました。リーグ優勝&アジアチャンピオンを目指すなら、こういう一瞬の気の緩みからの失点はなるべく避けたいです。まあ瀬古のの落ち着きも褒めるべきですが。

後半

前半の終わりに少しバタついて横浜に攻め込まれた神戸ですが、後半は前半の序盤と同じように、神戸のボール支配が続きます。しかしブロックの外で回すパスが多く、崩し切るまでに至りません。前半の序盤で形になっていたアイソレーションも再現度は高くなく、各駅停車のパスが続き、我慢比べの様相を呈してきます。膠着状態が続いたところでフィンク監督は藤本に代えてドウグラス、郷家に代えて小川を投入します。ここから少しずつ流れが変わっていきます。真ん中でどっしりと構えてくれるドウグラスがいるおかげで、相手を背負っている状態でもパスの選択肢となってくれます。神戸はドウグラスのポストプレーを起点にチャンスを作っていきます。

ドウグラス投入後の決定機

 

ドウグラスが入ったことで中央で起点が作れるようになり、上図のような2人を引きつけて他の誰かをフリーにできるような場面も出てきます。惜しくもこのシーンでイニエスタのミドルシュートは枠に嫌われましたが、ようやく流動的な攻撃が出るようになり、得点の予感も漂うように。これからもブロックを敷いてくる相手に対して、ドウグラスのフィジカルというのは欠かせない武器になっていくと思うので、2節以降も怪我無く出場してほしいですね。そして機運が高まった74分、ついに古橋のゴールで同点に追いつきます。サンペールの絶妙なスルーパスにダイアゴナルで抜け出し、そのままキーパーも交わしてゴールに流し込みます。「よくそのスペースが見えていたな…」という素晴らしいスルーパスでしたし、古橋の決定力も流石でした。サンペールは攻撃参加でも持ち味を発揮できる選手なので、今後も期待できると思います。古橋もさらに決定力に磨きがかかって、今季は得点王も十分射程圏内になってくるでしょう。試合はその後も、相手のミスからドウグラスがGKとの1対1を迎え、イニエスタお馴染みのくっ付きドリブルからまたもやドウグラスが決定機を迎えますが、決まらずに同点のまま試合終了。神戸のホーム開幕戦は格下相手に痛いドローとなりました。

個人的な感想

仕留められるチャンスは前半からありましたが、決めきれずに勝ち点をこぼした試合となりました。横浜はフレッシュな面々とベテランのバランスが取れた好チームで、特に両サイドの中山と松尾は衝撃でしたね。キープして上がりを促すこともできますし、緩急を使って剥がす突破力も備える素晴らしいプレーヤーです。この2人の突破からカウンターで決定機も作られましたし、下手したら0-2で負けていてもおかしくない試合でした。当然昇格組相手に引き分けというのは満足いくものではないですし、優勝を目指すなら勝っておきたいカードでした。とはいえ少し運に見放されたところもあり、選手たちは身体が重い中で頑張っていたと思います。カウンターのリスクマネジメントだったり、守備の局面の決まりごとだったり。課題はありますが忍耐強く見守りましょう。

それでは!

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